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シャフトについて
シャフトのマッチングひとつで、ゴルフは確実に変わります。
ゴルファーなら誰もが望む「飛んで曲がらない弾道」を求めて、各シャフトメーカーとも常に最新のテクノロジーを導入し、さらに軽く、進化を続けるスチールシャフト!必ずあなたのスイングにマッチしたシャフトが見つかります。では、スチールシャフトについて以下に解説します。
スチールシャフトの機能
スチールシャフトの製造方法・製造工程
シャフトあれこれ

スチールシャフトの機能
スチールシャフト“重量”について
スチールシャフトは、その重量によって3タイプに大別されます。125g前後のレギュラー、110グラム前後のセミ軽量、100グラム以下の超軽量の3種です。こうした重量差は、スチールシャフトの肉厚によって調整されています。レギュラーでは0.3〜0.4ミリの肉厚があるのに対して、超軽量では0.25ミリ程度に設定されています。そのため超軽量タイプなどでは、特殊鋼と言われる合金鋼を材料に使い、強度を高めています。特に力のある方にはレギュラー・ウエイトシャフトが、一般の方にはヘッドスピードを上げる軽量、超軽量のシャフトが適しているとされています。さらに、アイアンのスチールシャフトの重さの違いによる特徴は下記のとおりです。
軽量シャフト 一般的には操作性を良くし振り抜き易くなります。カーボンではもの足りない方などには扱いやすいシャフトになります。
重いシャフト 一般的にはヘッドスピードが速い方には最適。シャフトの重さでスイング軌道が安定しやすくなる傾向があります。

スチールシャフト“調子”について
スチールシャフト調子は、スチールシャフトの性能の中でも特に重要です。調子はスチールシャフトに力をかけてたわませた時の頂点の位置で決まります。先端から頂点の位置の距離で調子を区分、先端から近いものを先調子といいます。
先調子 一般的には球を上げやすく、つかまりやすくなります。
中調子 一般的にはクセの少ないシャフトになります。
手元調子 一般的にはタイミングがとり易くなります。

スチールシャフト“ステップ”について
スチールシャフトには特有の「段」がついていて、この段をステップと呼びます。このステップの理由は、2つあります。ひとつは、経済性です。スチールシャフトはグリップ側からヘッドにかけて徐々に細くなりますが、ステップをつけずに自然に細くするテーパー方式だと加工面でコスト高になります。ところがステップをつける方式なら格安に仕上がって非常に経済的になります。ふたつは、ステップの間隔によりスチールシャフトのフレックスを調節でき、さらにキックポイントの位置も自由に設定できることです。

スチールシャフト“フレックス”について
スチールシャフトの”硬さ”を示します。ある一定の曲げ量を得るための力を測定しその値をベースにフレックスを決めています。一般的にフレックスは軟らかい方から、LL→L→A→RA→R→SR→S→SX→X→XXと表示します。また、クラブで感じる硬さは、様々な要素が関係します。例えば、ヘッド重量や調子、トルクが変われば測定値では同じフレックスのシャフトでも感じる硬さが異なる場合があります。

スチールシャフト“ねじれとトルク”について
スイング中、スチールシャフトには「ねじれ力」がはたらきます。ねじれが大きいと、インパクト時にクラブフェースがスクウェアにボールに当たる確率が低くなり、弾道の正確性を欠くことになります。そこで、スイング中にフェイスの向きが変わらないだけのねじれ剛性(スチールシャフトのねじれにくさ)が必要となります。このねじれ剛性を表現するため、よく「トルク」という言葉が使われます。トルクとは物をねじろうとする力のことで、角度で表示されます。このトルクが小さいほど(角度が小さいほど)、スチールシャフトがねじれにくくなります。

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スチールシャフトの製造方法・製造工程
スチールシャフトの製造方法
スチールの母管は溶接製法で製作されます。まず、鉄の塊を薄い板状に伸ばして、次にそれをロールフォーミングして溶接し、パイプ形状にします。スチールシャフトは、高い寸法精度を要求されます。そのため、薄い板にしたとき管の肉厚にバラツキがなく、内外面の表面粗さやピンホールなどの微細な欠陥が殆どみられない溶接製法が採用されています。

ステップ加工
ステップ加工は、各ステップの外径と同じ寸法の口径のダイスをパイプに押し込んで、ステップをつけたい位置で止め、また元の位置へダイスを戻します。これを大きい順に繰り返し行います。ダイスのサイズとステップの間隔を変えることで、様々な形状を製作することができます。

熱処理
スチールシャフトの強度を増すために熱処理が行われます。これは、焼入・焼戻(やきもどし)法の処理によってなされます。焼入は、材料を850℃前後に加熱したものを、ごく短時間のうちに常温の油の中で急冷する処理のことです。焼入後の材料は、大変硬いけれども靭性がないので、非常に脆い状態にあり簡単に折れてしまいます。そこで焼戻処理が行われます。焼戻は、焼入よりも低い温度で一定時間加熱して、硬さは若干犠牲に靭性を出す処理のことです。この硬さと靭性の度合は、温度によって調整可能です。

各種検査で品質保証
スチールシャフトの品質と性能を保証するために、数々の検査が製品毎にくり返されています。代表的なメーカーのテスト工程を例に上げると、
弾性限テスト(スチールシャフトの曲げに対する強さを調べる)
永久ひずみテスト(最も曲げ応力の高くなるネック部のひずみを調べる)
衝撃テスト(強力なインパクトに耐える靭性を調べる)
トルクテスト(ねじれ剛性を調べる)
フレックステスト(フレックスを調べる)
疲労テスト(スチールシャフの寿命を調べる)

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シャフトあれこれ
ヒッコリーシャフト
シャフトの歴史についてです。シャフトも重い果樹の枝から始まりました。1800年代に硬くて柔軟な北米産のクルミ科の樹木から、初めてフルスウィングできる「ヒッコリーシャフト」がスコットランドのR・フォーガル氏の手で開発され、以後一世紀にわたって愛用されました。1914年になると、ヒッコリーより50gも軽く、はるかに高性能の”スチールシャフト”が出現、木製中心だったシャフトの歴史に革命をもたらしました。そして、グラスファイバー、アルミニウム、カーボン、軽量スチール、チタン、超軽量スチールと変化し、現在に至ります。

使用禁止
今でこそごく当り前に使われているスチールシャフトですが、その誕生当時は長い間使用禁止となっていました。その理由は、ボールが飛びすぎるためで、スチールシャフトは誕生以来約12年間、使用禁止とされてしまいました。その後、米国ゴルフ協会がスチールシャフトを正式に認定したのは、1926年のことです。

スチールシャフトの原料
スチールは、日本語では鋼(ハガネ)のことであり、鋼とは、鉄に少量の炭素(1.7%以下)を含んだ合金で、一般に「炭素鋼」と呼ばれます。
これとは別に、炭素のほか、クロム、モリブデン、ニッケル、パナジウム、アルミニウムなどの金属元素を単独または複数添加した合金を「特殊鋼」と呼びます。軽さと強さを同時に要求される超軽量スチールにはこの特殊鋼が使われます。特殊鋼のうちでも、弾性限度や疲労限度が高く、衝撃に強いほど、管の肉厚を薄くして超軽量化が容易になります。




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